2 0 0 1 1 4
1
た。
Message

代表メッセージ

Scroll

「人のために存在する会社」それが私たちの理想の姿です。

株式会社モダンブルーは、21世紀の幕開けとともに、私が1人で運営する個人事業として、都内のマンションの一室から産声を上げました。最初の1年間は商品の仕入れも、撮影も、出品も、発送もすべて1人です。そしてやがて、幸いにも新たな社員や取引先、またその家族という多くの仲間に恵まれ、今のモダンブルーの姿ができあがりました。

「顧客最優先」「世界に通じる価値創造」「安くてよい服を世界に届ける」…もちろんこうした価値がとても大切であることはわかっています。しかし私たちは最上位の価値を、このコミュニティーの内側に置いています。数値目標も、野心的な挑戦も、まず私たちの豊かさのためにこそあるべきです。私は、この会社は常に「人のために存在する会社」でありたいと思っています。

今、22歳の自分がいたらここで情熱を燃やせるか?

かつて私自身、現職までに5回の転社を繰り返した経験がありますが、いずれもその「経営理念」に少なからず腑に落ちない部分を感じたことが転社の理由でした。

会社を立ち上げて1年後、初めてともに働く仲間を募ったときに思ったことは、もし(今の私が知っていることをすべて知っている)22歳の私がいたとして、『そんな若き日の自分が喜んで情熱を燃やせるような「理念」がある会社にしたい。そしてこれから入ってくれる社員が、モダンブルーで働いていることを自分たちの子どもに誇れるような、リコメンドできるような会社を育てたい』――そんな思いから、私はモダンブルーに2つの「経営理念」をつくりました。

情熱ある仕事で人間力を養い、自ら良き社会の担い手になる。

ひとつめは「情熱ある仕事で人間力を養い、自ら良き社会の担い手になる」こと。

「良き社会」とは、多くの人が望む「安全で人間性豊かな社会」と私たちは考えます。しかし現実には、良識ある担い手ばかりではなく、自らの利潤のみを追い求める資本家も少なからず存在し、そのことが社会の問題をより大きくしているのではないでしょうか?では、理想とする社会を実現させるため、誰がその役割を担うべきか。それは私たち一人ひとりに他なりません。そして、自らモデルケースになってこそ、「良き社会」の実現へ近づいていくのです。

そして人生の大半を過ごす「会社」という存在は、ひとつの社会の縮図と言えます。情熱を持って仕事に挑み、自分以外の誰かのために行動できる人々がそこに集えば、小さな「良き社会」がそこに誕生し、やがてより大きな社会の価値基準をも新しくしていく力となる。モダンブルーはそんな理想に「ともに挑む者たち」の集団であり続けたいのです。

信頼される個人が集いより高い給与水準を目指す。

良き社会の担い手として、仕事を通じダイナミックに生きるために、家族も含めたコミュニティーが幸福でなければ、安心して挑むことはできません。私たちはより高く飛躍するため、その土台となるべく、高い給与水準を掲げています。それには社員一人ひとりが他力本願ではなく、自ら率先して動くことが不可欠であり、会社は利潤の追求ではなく、公平性、社会性、健全性をもって全力で社員を支えます。

「信頼される個人」が集い、各々が率先して高みを目指すことで、より良き社会の実現に貢献する。それこそ、私たちモダンブルーが全社目標として掲げる「No.1企業」の姿です。仲間とともに、そんな成長可能性が宿るコミュニティーを作り上げていきたいのです。

今、新たな生命のように、あらゆる分野でイノベーションが勃興しています。私たちが生きている時代は「現代のカンブリア紀」と言えるでしょう。過去の成功体験が未来に通用する期間は短く、企業規模の大小はあまり関係ない――そんな時代に未来の予測や分析など、ほとんど意味はありません。大切なのはこの変化に直面したとき、怯まず立ち向かう勇気や挑戦心、そして様変わりしていく世界を楽しめるちょっとした遊び心だと思います。好む好まざるに関わらず、この時代を生きる者は等しく「冒険者」なのです。

「永遠に価値のあるもの」を、期待を超える感動とともに。

株式会社モダンブルーは、冒険心と遊び心を持つ「挑む者たち」とともに、これからも変わらぬ当たり前の安心、そして毎日を彩るエレガンスと期待を超える感動を、最上の商品を通じて、謙虚さと誠実さをもってお客様にお届けしてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社モダンブルー代表取締役 加賀 学