創業にあたり

建立後、2000年以上経過した今なお、 「ヨーロッパ芸術の最高傑作」と 高く評価されているパルテノン神殿。

その設計者であった彫刻家フェイディアス(Pheidias)は 神殿の完成時に工事代金を請求しましたが、 担当した会計官は「高すぎる」とクレームをつけました。 「その梁にある彫刻は万人の頭上のはるか上に位置するものだ。 君は誰も見ることとのない彫刻の背中の部分まで彫って、 その代金まで請求している」

それに対しフェイディアスは表情ひとつ変えず、 会計官に向かってこう言ったそうです。 「誰にも見えないかもしれない。 しかし神々が見ている」と。

遥か紀元前の彫刻家である彼の志に思いを馳せ、 私たちは会社設立時の看板に、社名とともに 「LO SPIRITO DI PHEIDIAS」と加えました。 彼の生きざまとプライドに迫ることを志す―― それはこれからも変わることのない私たちの想いです。

誰にも見えないかもしれない。 しかし神々が見ている。 Pheidias(古代ギリシアの彫刻家)